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上京したてほやほや女子大生のあれこれ。

【若冲を簡単に紹介】大反響中の東京都美術館 特別展『若冲展』に行ってきた。【若冲人気すぎ】

 

ついに行ってきました。

近年流行りに流行っている若冲の展覧会に…!!!

今「一番流行っている江戸の日本美術画家は?」と言われたら

ほとんどの方が若冲と口をそろえて言うと思う。

 

生誕300年という節目の時期でもあって、今様々な美術館で軒並み若冲の展覧会が開かれています。

去年はサントリー美術館で『若冲と蕪村展』も行われていましたね。

与謝蕪村も2015年で300年周年を迎えたんですよ!)

 でも疑問なのが、去年こんなに混んでたっけ?ってこと…

今年になってから、特に今回の若冲展を契機に若冲人気が急激に上がっている気がしますね〜

 

今回は、私が愛してやまない東京都美術館に行ってきましたがもう人の列がすごくてすごくて!!!

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どーん!!

 

美術館で200分待ちとか普通ありますか!?美術館でですよ!?

田舎者には到底考えられない現状です…

上野という立地&乗りに乗っている若冲ブランドは強いなと確信しました。 

 

なぜこれほどこの若冲展が人気なのか、考察してみました。

 

開催期間が極端に短い

一般的な特別展の開催期間は3か月程度。

4/22~5/24という約1カ月の超短期間の開催だからこそ、人々を今行かずにいつ行くんだ!という気にさせるのでしょう。(戦略がうまい)

 

 ゴールデンウィークと重なっていた

GWに東京観光に来る人は確実に多いはず。

上野は絶好の観光地なので、普段あまり美術館に足を運ばない人も「せっかくだから」美術館に行くか!となる方もいるのではないでしょうか。(戦略がまいうー)

 

 ・テレビや新聞での宣伝が多かった

ここ最近、数々のテレビや新聞などで若冲の名を耳にした人は多いのではないでしょうか。

3/19日には、美術界で最も有名な俳優の井上新さんと有名美術史家の山下裕二さんによる若冲展のトークイベントも行われています。(美術好きにとっては間違いなく胸熱!)

 

 辻惟雄パワー

この方は日本で最初に若冲を広めた人物と言われています。

最近の辻惟雄氏の猛攻は眼を見張るばかりです。本やらメディアやらめちゃくちゃ出ています。辻さんこそ現代の真の日本美術界を引っ張る人物なのかも…

若冲 (講談社学術文庫)

若冲 (講談社学術文庫)

 

 

というわけで人が来ないはずがない!という戦略があってこそのこの大盛況ぶり。

田舎の美術館を見てきた私にとっては、

質が良いのに人の出入りが少ない田舎の美術館にもこれだけ宣伝できるくらいのバックの力があればいいのになぁと思ってしまいますが…

 

というわけでレポートですね。

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まず何回も言いますが、人多すぎでした。

絵のことよりも、人の波にいかにもまれないようにするかを一生懸命に考えていました。

美術館は静かに一人で絵と向き合う場所という考えもありますが、私は人と同じ絵について対話することができる場所でもありたいと考えています。

しかし、これはどちらを行うのも不可能な状況でした…

大規模な美術館ならではの「混雑」のための更なる改善策が必要そうですよね。

 

今回はHちゃんという子と、互いに美術史を学ぶもの同士で行ったんですが、若冲ってどんな人だろうね?って話になって

「変態引っきー」

という結論に達しました。(若冲ファンどうか怒らないで…) 

この理由として、若冲の生い立ちを超ざっくり紹介しましょう。

 

実家が超金持ちの商売人で、23歳で家業を継ぐも絵を描くことにしか興味がなくて家業を放棄する。(他の商売人はものすごく困ったらしい)

本当に絵を描くこと(&鳥を観察すること)にしか関心がないから、結婚もお酒も面倒くさくて一生しなかった

それで世の中の声がうるさいって40歳で早々と隠居しちゃって、そこから大好きな鶏を沢山飼って絵を描きながら余生を絵に費やした。

 

…こんな人です。なかなかエキセントリックな方でしょ?

 

どんな画家でも、ずっと絵のことばかり考えて生きてきた人などそうはいないですよね。 

そして鳥や虫(特に鶏)をあそこまで細かく描ききる考察力・画力はもう変態級としか言いようがありません。

若冲は人物画も少なくて、特に鶏をはじめとして鳥ばっかり描いています。

(…これは引きこもりだからか?)

絵を見ていても、どうしてこんな構図の鶏を描けるの!?って驚くことばかり。どんだけ鶏ばかり見ているんだ若冲

 

 

でも今回の展示を見て一番の発見は、

「精密さ」だけじゃない若冲の良さを知ることができたってことです

 

 例えば若冲らしい色鮮やかな『釈迦三尊像』や、丸々としたかわいらしいお地蔵さんが描かれた『伏見人形図』なんかは、若冲の仏教心が良く表れています。

あとは、ゆるいイラストがかわいい!

上記した『伏見人形図』もかわいかったのですが、私のおすすめは『三十六歌仙図屏風』です!!

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若冲が珍しく人間(中世の人だけど)を描いているものです。

今回の特別展の中盤あたりに登場するのでぜひ見てみてください!

本当にかわいくて癒されます。。

 皆さんどうしても有名な絵ばかりに人が集中しているので、ここはぜひこういうレアな絵を探してみるのも一つの手ですよ!

 

 

あと図録好きの私はもちろん購入↓

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やはり表紙が美しい。見応えあり。

 

 

あ!あと特別展とは関係ないですが、

和樂(わらく) 2016年 04 月号 [雑誌]

和樂(わらく) 2016年 04 月号 [雑誌]

 

 この和楽4月号の付録がALL若冲でほんと可愛いのでぜひ!

動植綵絵』のクリアフォルダーや若冲ゆるキャラのポチ袋、メモ帳など入っていて正直美術館でグッズ買うより全然コスパ良いのでおすすめです

(私は祖母に買ってもらって気付きました本当にいい!)

 

 

てことで見てみた感想は

若冲に関する新たな一面を発見できたな!ということでした。

ますます人気が出るであろう若冲を私も応援しています。

 

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我ら2人はこの後、

更に西洋美術館や東京現代美術館に赴くのですがそれは(書き貯めている最中なので)また今度載せます( ^O^ )

 

ではでは~!

 

 

若冲原寸美術館 100%Jakuchu! (100% ART MUSEUM)

若冲原寸美術館 100%Jakuchu! (100% ART MUSEUM)

 
若冲

若冲

 

今週のお題ゴールデンウィーク2016」